マイルの賢い使いかたを知って、有効活用しましょう
マイルを貯めるだけではなくて、どうやって使うかも、すごく大事です。
エコノミークラスなのか、ビジネスクラスなのか、それともファーストクラスなのか、どのクラスを予約するかによって、1マイル当たりの単価も変わってきます。
今回は、カンボジアとマレーシアのフライトチケットをセットで予約する方法についてお伝えします。
2つのチケットを別々に予約するのではなく、セットで予約すると、マイルを有効活用できます。
いぜん、マイルをつかって、ファーストクラスに乗ったことがありますが、その時には、この方法を知らなくて、だいぶ損をしました。
羽田からロスまで、ファーストクラスを楽しんだのですが
このときの最終目的地はメキシコ
続けて、ニューオリンズにも行ったので、この方法を知っていたら、もっとファーストクラスで旅できたのにな、と思うと活用方法を知っていることが、いかに大切なのかを実感できます。
さて、どうやって、マイルを有効活用してるかですが…
トランジットとストップオーバーの違いって、なに?
この説明のまえに
まずは、飛行機の乗り換えについて基礎的な言葉をお伝えします。
たとえば東京からニューヨークに行くとき
直行便もありますが、途中で乗り換えして行く便の方が、時間がかかる分 お得な場合が多いです
東京からロサンゼルスへ行き、24時間以内にロサンゼルスからニューヨークへ飛んだ場合
ロサンゼルスでトランジットする といいます。
たとえば、ロサンゼルスでも遊びたいから、24時間以内の便ではなく、1-2泊して、それからニューヨークに行くという計画を立てた場合
ロサンゼルスでストップオーバーをしたことになります。
トランジットとストップオーバーは、同じように飛行機から降りますが、滞在時間によって違う呼び方をします。
マイルでフライト予約をするときの特別ルール
マイルを使って予約するときには、こんなルールがあるんです
行きに国内で2回、海外で2回乗り換えてもOK
帰りも同じ
さらに
どこかで1回だけ、ストップオーバーしてOK
ストップオーバーというのは、途中降機といって、24時間を超える滞在ができます。
つまり、何日かそこに滞在してもいいっていうもの
乗り換え=トランジットは、24時間以内に次の飛行機に乗らないとNGです
カンタンにいうと、目的地に行く前に、どこか他の国によって、そこで数日滞在しても、しなくても、使うマイル数は、ほぼ同じなんです。
ほぼ というのは、ANAだけではなく、スターアライアンスの便を組み合わせて予約することになるので、ANAの直行便がある国の場合は、マイル数は少しだけ違ってきます。
※今回は、ANAのマイルでのお話になります
国内でも2回トランジットできるので
東京→大阪→福岡と飛んでから、行きたい国に飛んで、札幌→宮城→東京と飛行機の旅をトコトン楽しむのもアリです。
ただし、乗り換えは24時間以内というルールがあるので、大阪に19時に到着したら、翌日の19時前の便に乗る必要があります。
飛行機が好きだったら、無料で国内便に乗って、あちこち行けるというのは、とても魅力的だと思います。
そして、このルールをうまく活用して、日本をストップオーバーの場所にすれば、たとえば、マレーシアとカンボジアを別々の時期に楽しむこともできるのです。
その場合は、おまけのカンボジアは24時間以内の滞在、
そして東京でストップオーバーしたいときには、マレーシアへの行きの便か帰りの便かによって、最初か最後の出発地を東京以外にします。
マレーシアとカンボジアにビジネスクラスで行くプラン
今回、わたしは、東京からマレーシアへのビジネスクラスをマイルを使って購入することにしました。
ANA便だけを使って往復する場合は、55000マイル+11820円
他の航空会社の飛行機にも乗る場合は、63000マイル+14050円
ふつうにマレーシアまでの、ビジネスクラスのチケットを購入する場合は、変更できない最低料金のプランでも、25万円ぐらいはします
カンボジアまでのビジネスクラスのチケットは、この時期なんと40万円近くもしていました。
それが、このルール通りにチケットを予約すると、63000マイル+36020円で予約できちゃうんです。
(羽田⇒名古屋)
名古屋⇒バンコク
(バンコク⇒カンボジア)
カンボジア⇒成田 ストップオーバー
羽田⇒マレーシア
マレーシア⇒シンガポール
シンガポール⇒福岡
福岡⇒羽田
国内線は、エコノミーですが、ほかはビジネスクラスに乗れちゃうのに、マレーシアの往復に2万円ぐらいプラスするだけで、カンボジアだけでなく、シンガポールや福岡にも行けちゃいます。
東京をストップオーバーする場所にしたかったので、出発は名古屋から。
羽田から名古屋までと、バンコクからカンボジアのいい時間帯の飛行機がなかったので、この2路線は別に購入してるので、さらに2万円ぐらいプラスしてます。
それでも、4万円ぐらいでカンボジアまでのビジネスクラスに乗れちゃいました。
このあと行くマレーシアからの帰りの予定は、今のところシンガポールの滞在時間は3時間ぐらいですが、24時間以内でしたら滞在できるので、1泊してシンガポールを楽しむこともできます。
マイル予約の素晴らしいところは、予約したあとでも、変更が自由にできるところです。
変更したい便の4日前までなら、席さえあれば変更できます。
ただし、日程や時間は変更できても、ルートを変更することはできないので、予約される際には、ルートだけは、しっかり決めてから予約手続きしてくださいね。
マレーシアと香港にビジネスクラスで行くプラン
もうひとつ、このルールを使って予約したプランです。
羽田⇒バンコク
バンコク⇒マレーシア
マレーシア⇒羽田 ストップオーバー
羽田⇒北京
北京⇒香港
香港⇒大阪
こちらも、マレーシアまでのフライトチケットをマイルを使ってビジネスクラスで予約したときのものです。
香港に行く予定は、まったくなくて、たんに予約方法を確認したくて、手続きしました。
そのときには、ルート変更できない、ということを知らなかったので、あとから変更すればいいや、という気軽な気持ちで予約しましたが、このフライトは、6月のマレーシアと日にちがかぶっているので、これから、他の日に変更する予定です。
このプランは、63000マイル+45180円でした。
香港に行く前に、24時間以内に北京を出発して香港に行く便があれば、北京に一泊することもできます。
そうしたら、北京と香港を満喫してから大阪に飛んで、大阪では、のんびりと観光することもできます。
大阪から東京までは、別に飛行機か新幹線の手配が必要になりますが、こんなにいっぱいの飛行機にビジネスクラスに乗れるのにマイル数は同じなんてスゴイと思いませんか。
マイルは貯めるだけではなくて、使うときにも、よりお得になる方法を試してみてくださいね。
マレーシアに行った日は、正確には3/4の便でしたが、3日のうちにチェックインしていたので、記念ステッカーをもらいました。
ゾロ目で、おめでたいステッカーです。